メルボルンってどんな街?
メルボルンへは、東京から飛行機で約10時間、オーストラリア ビクトリア州の州都で、オーストラリア大陸南東部 ポート・フィリップ湾に面したヤラ川河口の港市です。シドニーに次ぐオーストラリア第二の、そしてオセアニア有数の世界都市となっています。
世界140か国以上もの人種が住む多国籍なメルボルン。人口は500万人目前で、あと数年でシドニーの人口を超すといわれています。19世紀のイギリスの面影を残した歴史的建造物と現代的な建物が融合した街並みの中に、緑豊かな公園がいくつも点在し、別名「ガーデンシティ」とも呼ばれています。
世界で最も住みやすい都市
イギリスの経済誌「エコノミスト」を発行するエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、メルボルンは今年(2017年)で7年連続1位に選ばれています。
このランキングは、世界の140都市を対象に、安定性、健康管理、文化と環境、教育 、インフラの5つのカテゴリの30項目をもとに「住みやすさ」を数値化したものです。常にトップ10に選ばれ続けています。
オーストラリアと日本、どこが違う?
国が違えばルールも違う。オーストラリアでのダメなことをご紹介します。
①屋外でアルコールを飲む行為は禁止
パブやレストランが設置した屋外席やテラス等では飲酒可能ですが、路上や公共機関、ビーチや公園でのピクニック等屋外でのアルコールは基本禁止です。ただし、一部バーベキュースペースがある公園は飲酒を許可されているところもあります。
②屋内での喫煙全面禁止
屋内では全面禁煙となります。ストリートにはいくつものゴミ箱兼灰皿が設置されていますので、そちらを利用しましょう。
③グラウンドフロア?
オーストラリアの建物には「グラウンドフロア」があります。グラウンドフロアとは、日本で言う「一階」部分になり、オーストラリアでの一階が、日本で言う「二階」…何だか混乱してしまいますね(笑)
またエレベーターも「リフト」と言い、リフトのグラウンドフロアボタンは「G」表記されています。
メルボルンの物価は?
現在(※2016年)バブル真っ只中と言われているオーストラリア。物価は日本に比べ、とても高いです。日本のほぼ2〜3倍はします。ミネラルウォーターは約2ドル〜、日本の某大手100円ショップもオーストラリアでは2.80ドルと日本と比べ約3倍近くします。タバコに関しては、一箱約20ドル前後し、日本の約4倍以上と高騰している状況です。
メルボルンの天気は?
オーストラリアは南半球に位置しているため、日本とは真逆の季節となります。日本が冬ならオーストラリアは夏です。そしてオーストラリアにも日本と同様、四季があります。春には若葉や花が咲き始め、秋には落ち葉がストリートを彩ります。ただ夏は、日本のような湿気はなく、むしろ乾燥しており、紫外線は日本の5~6倍ともいわれています。そのため保湿・紫外線対策は年中必須です。
その上、「一日の中に四季がある」と言われるほど天候が変化しやすく、一日の中での気温の差が激しいので、どんなに暑い日でも薄手の羽織りやストールを一枚持って出掛けると重宝します。レストラン等の屋内も冷房がかかっているので冷え込むことが多いです。
食は?
世界140か国以上もの人種が住む多国籍なメルボルンゆえ「美食の街」とも言われており、飲食店もバリエーション豊かなのが特徴です。元々イギリス文化のオーストラリアなので、フィッシュ&チップスでしょ!と思いきや、アメリカンなバーガーやイタリアン、ヨーロッパの方ではギリシャ料理やスパニッシュ料理、中華料理やマレーシア料理等アジア系全般もなんでもありますので、旅行中偏った食にはならずにすみそうです。もちろん日本食レストランも多数点在していますので、和食が恋しくなっても大丈夫ですよ🌼
交通機関は?
オーストラリアは日本と同じ右ハンドル・左側通行ですので、レンタカー等運転される予定の方は違和感は感じられないでしょう。ただ、やはり全てが同じというわけではありませんので、運転される際はオーストラリアの交通ルールを十分に調べた方が良さそうです。
交通機関は主に路面電車のトラムが一般的に使われています。これまで、シティサークルというCBDの外側を走るトラムのみ無料でしたが、2015年1月よりCBD内全トラム無料化が始まり、ちょっとした移動がとても便利になりました。これにより観光客はもちろん地元人も気軽にトラムを利用できるようになりました。
遠出の際は、V line(ブイライン)という電車の利用をオススメします。シティ内主要駅は、フリンダースストリート駅、サザンクロス駅、メルボルンセントラル駅、パーラメント駅の4つです。乗降の際は、ドアにあるボタンを押して開け、閉まる時は自動です。
タクシーは黄色の車体のものが多く、タラマリン空港からシティ内宿泊ホテルまで約60ドル前後ですので、3人以上でしたらスカイバスよりタクシーをオススメします。(スカイバス1人19ドル ※2018年11月現在)
水は飲めるの?
オーストラリアの水道水は、基本的に飲料水として飲めます。ただ、日本が軟水なのと比べ硬水ですので、シャワーの際のぬめりや、飲んだ後の硬さがあるかもしれません。気になる方はミネラルウォーターを購入した方が良いかもしれませんね。ちなみにオーストラリア大部分の地域の水道水には、約40年前から歯強化のためフッ素が含まれています。
「カフェの街」
またメルボルンは、オーストラリアのカフェ文化発祥の地で、「その数は信号よりも多い」「パリにも勝るその数」ということから「カフェの街」とも言われています。街を歩けばどこからともなくコーヒーの良い香りがしてきます。
「アートの街」
メルボルンは「アートの街」と言われるほどアートが盛んです。中でもストリートアートや路上パフォーマンスが有名で、ウォールアートはとてもハイレベルなものを見ることができます。度々絵が上書きされているので、行く度に違った表情が覗えるのも魅力のひとつです。
治安はだいじょうぶ?
治安は比較的に良いですが、メルボルン郊外北西一部(セントアルバンズやフッツクレイ地域)は治安が悪いとされています。CBD内ですとキングストリート周辺にナイトクラブが点在しており、トラブルが多発しているようです。こっそり飲み物に薬を入れるという事件も起こっているそうなので、ナイトクラブへ行く際は自分の飲み物に注意しましょう。
治安が良いと言っても、お酒や人が集まる場所ではトラブルはつきものです。暗い夜道の一人歩きや、好奇心からの冒険は極力やめておきましょう。
チップは?
基本的にチップは必要ありませんが、大多数の飲食店にはレジ前にチップ箱が置いてあり、お客さんはお釣りから気持ちよくチップを入れていきます。素晴らしい食事やサービスを提供された際は、チップを渡すのも海外らしさを味わえて良いかもしれませんね。
ちなみにタクシー乗車の際、「スーツケースを降ろしてやったんだからチップくれ!」と言ってくるドライバーもいます。渡す渡さないはご自由に…。